自動車運転教育を行っている施設のうち、資格のある指導員等が配置され、コースの面積や作り方・学科を勉強する教室があり、その他教習の内容等が道路交通法令の定める基準に適合しているものを公安委員会が指定したもので、卒業者には運転免許試験のうち技能試験免除の特典があります。

 運転免許を取得するための教育施設としての指定自動車教習所

自動車の運転免許証を取得しようとする場合には二つの方法があります。

新たに免許を取る人の約90%は、この指定自動車学校の卒業生です。指定自動車学校を卒業すると技能試験が免除され、警察の運転免許試験場で行われる適性試験(視力試験など)と学科試験を受けて、それに合格するだけで運転免許を取得することができます。
この方法は、試験に合格するだけの法令の知識や運転技能をどこでどのようにして修得するか、また、確実に合格できるかといった問題があります。


 指定自動車学校で訓練して免許が取得できる理由と教習内容
道路交通法第97条の2に「公安委員会(警察)から指定を受けた教習所(指定自動車教習所)が発行した卒業証明書を有する者に対しては、免許試験のうち技能試験が免除される」と規定されているからです。

指定自動車学校では、法令上の知識のほか、自動車を運転するための初歩的な基本操作から道路における応用操作、 いろんな場面における危険予測など、自動車を安全に運転するために必要な知識や技能教育を一貫的に行っています。